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2012.11.25 Sun
ぐらぐらぐらっと揺れましたね~。
秋口からこっち時々揺れたりしてますが、今日のは久々に大きめ。
困ったもんですね。

さてさて、世間様は三連休中。
私は今日のみのお休みでございまする。
後で休む分、働くのですよ。短い時間ですけどね~。
休みの日は、電車でゆったり座れるのがいい点ですね^^


ところで、ここんとこはまってる漫画です。
「昭和元禄落語心中」 雲田はるこ

落語の世界を舞台にしたお話です。
落語といってもTVで見ている世界ではなく、寄席のお話。
時代は今よりちょっと昔、1970年代。
2012/11/25現在、出ているのは3巻です。

ところで皆様、寄席って行ったことあります?
私は上野の広小路などは何度も前を通っていて出演者の写真も興味本位で見たことありますが、
中に入ったことは皆無。
表に出ていた出演者の方々も、知らない人ばかりでした。
東京では、浅草、上野、池袋、新宿の寄席が4つあり、まだまだ現役なようです。
関西では吉本の台頭で一度は常設寄席が消えてしまったようですね。
笑いが笑いを追いやってしまうとは、皮肉なもんです。


刑務所からお勤めを終えて出所したばかりの与太郎が、
落語の大名人である八雲のところへ弟子入り志願するところから話がスタート。

今まで誰ひとり弟子を取らなかった八雲に、家に置いてもらうことを許された与太郎。
八雲の家に同居する、八雲の兄弟弟子で早世した名人の助六の娘、小夏と付き人の松田さん。
主な登場人物はこんな感じ。
与太郎は雑種なわんこタイプだと思う。

落語は、語る人間が何人もの人物を演じ分けるんですけど、
落語を語る八雲の表情の変化を見ているとその話を聞いてみたくなります。
粋な豈さんや婀娜な女郎、おっちょこちょいの男。
身振り手振り、会場の空気が変わる様子。
そして、それを目にしている与太郎が話に引き込まれていく横顔。
その与太郎を見ていると、こっちも話に引き込まれます。

与太郎は明るいけれど、あまり緊張感がない男。
師匠の落語に惚れて入ったけれど、世間の常識に乏しいところもあって、失敗も多い。
でも、与太郎の持っているおかしみと愛嬌のおかげで読んでいて憎めません。

1巻では与太郎が落語にどんどんのめりこみ、面白味を知っていく様子。
2巻では破門を言い渡された与太郎と、父の死因について八雲への殺意にも似た苛立ちを抱えた小夏と、
八雲の語る助六との昔話。
3巻はその昔話の続き。

八雲と助六。正反対の二人。
細面で真面目で神経質な雰囲気の八雲に、垢じみていて男くさくて自堕落な雰囲気の助六。
この対照的な雰囲気の二人は、語る落語も正反対。
先に人気が出たのが助六。助六さん、師匠連には嫌われてます。
師匠の顔を立てるなんてこともしないし、だらしないし、話の面白さ追求タイプ。
八雲さんが助六さんにコンプレックスを刺激されちゃうのもわかる。
そして、その八雲さんに惹かれる小夏の母になるみよ吉。

つれない八雲を想うみよ吉さんを応援したくなったり、自信なさげな八雲の背を押したくなったり。
ふとしたときに見える沈んだ八雲の目や、助六の屈託なさそうに笑う顔といった、
いろんな人々の見せる表情がすごく魅力的です。

あいつが男でなけりゃと言う八雲。
その台詞を見た時、あっちの意味かと思ってたんですけどw3巻まで読んでよく分かった。
友人でもないけれどただの同僚とも違う兄弟弟子で、
自分がもがいている場所をすんなり飛び越えてしまい、
イライラし刺々しい自分をいつも飄々と笑って受け止めちゃう助六さん。
相手のことが嫌いなら、自分よりも劣るなら楽だったんでしょうね。

絵柄としては、同人誌ベースに70年から80年代の少女漫画の表現方法を加味した感じです。
独特の雰囲気を持っているので、好みが分かれるかも。
話の作りこみ方自体も独特の味わいがあるので、何度か読んだ方がより面白さを感じられました。
昭和の記憶がばりばりっとあるし、そのころの東京下町の雰囲気もうっすらと知ってる身としては、
懐かしいなと思う部分も多々ありました。
そういや昭和は終わっちゃったんだよなあと、久々に思いましたよ~。
作者の雲田さんがお若い方だからこその描き口だと思うんですけどね。
当時を知る漫画家さんなら、また違った書き方をなさるでしょう。
でも、知らないからこそのよさが出てると思います。

この漫画、早くアニメで動いて音がついた状態を見てみたいです。
落語というもんは、やっぱり演じてる姿があってこそのものだと思うので。
江戸弁というよりも東京弁ですが(標準語じゃなくてね)、
渋い語り口調で八雲さんがしゃべる姿が見たいです♪
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